上総介兼重
茎鋒ハバキ白鞘認定書

上総介兼重


時 代 江戸時代前期 寛文五年(1665)
形 状 鎬造 / 庵棟
長 さ 75.75cm / 二尺五寸
反 り 1.36cm / 四分五厘
元 幅 3.1cm / 一寸
先 幅 2.0cm / 六分六厘
目釘孔 一ツ
認 定 特別貴重刀剣
付属品 白鞘 [鞘書:佐藤寒山博士] / 金着二重ハバキ
価 格 案内終了

1862年 将軍 徳川家重 の上洛を機に新選組が結成され、幕末の京都を舞台に 反徳川方と死闘を繰り広げます。 新選組八番隊組長 藤堂平助 は、北辰一刀流をよく使い、池田屋騒動では 獅子奮迅の働きを見せます。 その藤堂の指料が、名工虎徹と技を競った 上総介兼重です。

本刀 兼重 には、1665年 試刀家 山野加右衛門 による “三ツ胴裁断” の記録が 金象嵌 されていますので、ほぼ同年に作られたものでしょう。 二尺五寸の長寸に反り浅く、元幅に比べ先幅が狭くなる 江戸寛文新刀 の典型にて、加えて平肉を削ぎ落とし、鋭利な緊張感をはらんでいます。 地鉄は地沸厚く 板目肌細かに詰んで冴えた表情を見せ、無骨な姿を より引き締まったものにしています。
元来兼重は、数珠刃と称する 互の目の連れた刃文を得意としますが、本刀は 浅い湾れ を基調に、所々に互の目を置き、物打より先は刃幅を広くとった、兼重としては希有な刃文構成となります。

1665年は兼重40歳。 心技体充実し 満ちあふれる気力は、この御刀を観ること一目瞭然です。 斬ることへの追求と、その中から生み出された 強く覇気あふれる生命力。 新選組 藤堂平助も、ここに己の生死を託す答えを見い出したのではないでしょうか。

                               2011年11月18日改


日本

由比正雪の乱

この頃 本刀製作される

徳川綱吉、江戸幕府5代征夷大将宣下

1649

1651

1652

1660

1665

1666

1675

1680

海外

英国王チャールズ1世 清教徒革命において処刑

北米 ロードアイランド州でにおいて 奴隷を禁止ずる法律を制定

英国 チャールズ2世による王政復古

英国にてペスト大流行

ロンドン大火

グリニッジ天文台完成


鋒 棟割 ほつれ 互の目 互の目 ほつれ 湾れ 互の目 棟区 金象嵌銘 金象嵌銘 金象嵌銘 茎尻

要 覧 価 格
長さ:75.75cm / 反り:1.2cm / 目釘孔:一ツ
特別貴重刀剣
白鞘 [佐藤寒山博士鞘書]
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