干將庵TOP > 取扱品目:日本刀 > 極)二王



    室町時代
  62.1cm/二尺五分   2.1cm/七分
  3.0cm/九分六厘   0.6cm/二分三厘
  2.1cm/六分九厘   0.4cm/一分三厘
  二ツ      
保存刀剣   京都府1889号
  朱石目地出鮫半太刀拵/銀一重ハバキ   売却済み













          

鎬造、庵棟、寸やや短く先反り強くつき 元と先の身幅ほとんど変わらず 中鋒延び 樋を掻き流し所々に添樋が残る。
板目肌わずかに肌立ち 所々に強い杢目肌を交える。
小互の目の頭を揃えて細直刃調となり 匂い口わずかに締まりごころとなり 小沸つき小足が入る。 刀身中程はうるみ やや判然としない刃文となる。
表裏とも直ぐで入り フクラに沿う様に弧を描き焼詰め風になる。
大磨上げ 茎尻は一文字 鑢目は切り 目釘孔は二つ。
朱石目地出鮫合口拵/銀一重ハバキ
保存刀剣

■大磨上げながらもまだ深い反り姿を残す 極)二王 の刀です。
二王一派は鎌倉中期の 清綱 を祖として周防国(山口県)を中心に室町期にいたるまで繁栄を続けており、本刀は室町末古刀期の同派の作と鑑られています。

強い先反りの姿は末古刀の大きな特徴で、また元幅とあまり変わらない先幅や、そこからよく延びた中鋒など、太刀から打刀へ移行していくこの時期の姿をよくあらわしてます。

また頭を直調に揃え小足を交えた小互の目主体の刃文は、一見すると一時代古いものにも感じられ、この刀の見所の一つになっています。

拵は朱石目地鞘出鮫合口となっており、目貫をのぞいた金具類には赤銅魚小地に唐草文様を配した一作金具が使われています。特に小鐔と一体になった鯉口金具と頭は のみ込み式 で組まれており、これを正確に組み合わせるのには、金具に高い精度が要求されるのと同時に、 金具に連なる柄と鞘の加工にもより一層の慎重さを要するもので、本拵は調和のとれた美しい稜線を描き出しています。

■“仁王”については、周防国 杉の森 の仁王堂が火事になった際に、清綱が自信の太刀で鎖を截ち切り仁王像を無事救い出したことにより、以後仁王と称すると伝えられています。

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