干將庵TOP > 取扱品目:日本刀 > 月山源貴照(二代貞一同人)



    現代(昭和)
  71.8cm/二尺三分七分   2.2cm/七分二厘
  3.5cm/一寸一分五厘   0.8cm/二分六厘
  2.5cm/八分二厘   0.6cm/一分九厘
  一ツ      
月山貞利刀匠筆正真鑑定鞘書
  兵庫県22667号
  白鞘/金着一重ハバキ   案内終了













          

鎬造 庵棟 身幅広く元と先の身幅ほとんど変わらず 先反りつき 中鋒となる
表に三鈷剣 降り龍 棒樋に連樋 裏に棒樋 連樋 樋中に梵字 を彫る
小板目肌細かに詰み 物打あたりに地に沸がこぼれる
やや尖りごころの互の目に丁子をまじえ 物打から先細かに乱れ 沸強く付き 足入る
表裏とも乱れこんで浅く返る
生ぶ 刃上がり栗尻 表に貴照の自信銘 棟に月山貞利刀匠の鑑刀記を切る
白鞘/金着一重ハバキ
子息月山貞利刀匠 正真優作也 鞘書き 

■重要無形文化財「日本刀」技術保持者 人間国宝 月山貞一 の豪壮な一振です。
二代貞一は明治40年に 帝室技芸員でもあった初代貞一の孫として生まれ、早くからその非凡な才能を開花、 月山家伝統の綾杉伝のみならず 備前や相州などの古伝にも積極的に取り組み、また刀身彫刻においても その芸術性豊かな月山彫を完成させています。                
本作は貞一51歳、貞一の前銘 貴照 時代の作品になります。 鞘書きにも見られる様に 相州伝を意識した沸の妙味、身幅充分の堂々たる姿、そして月山彫りと称される濃密な龍の彫刻を観ることが出来ます。

■本刀は高名な愛刀家の依頼により製作されたもので、貞一御子息 月山貞利刀匠 が正真作と鑑定、その証として茎棟に “貞利 鑑” と銘文を切っています。 また 人間国宝二代目貞一刀匠 の貴照銘時代の代表作として、数々の月山刀工個展にも出品され、その濃密な彫りは、昭和40年代某電機メーカーのテレビコマーシャルに も“出演”したことがあります。 貞利刀匠もこの御刀をよく存じており、生前貞一刀匠が注文主からこの御刀を借り受けては、その後の自作の彫技の手本とされていたことも、しばしばあったのことです。

■70余年の長きに亘る作歴においては、戦後の長い混乱、良質の玉鋼など原材料の不足、そして刀剣需要の激減など苦難の連続を強いられる時期もありましたが、 月山家の伝統を後世に残す強い責務と絶え間ない精進により、ついには月山貞一芸術の完成を見るに至りました。 いかなる困難な状況においても、決して安易な道に逃げることなく、一作一作に真剣に取り組んだ月山貞一 53年目の入念作です


■販売委託品のため、予告無く掲載を終了する場合がありますこと ご了承下さい。


            
1907年
(明治40)
月山貞勝の第三子として出生、11歳頃より貞勝のもとで修行を開始、月山伝及び五ヶ伝を学ぶ
1923年
(大正12)
大阪美術協会展に 貞光 銘で刀身彫刻を出品入選する
1927年
(昭和2)
貞勝と共に 式年遷宮御神宝太刀・鉾 計100振り余りを謹作
1929年
(昭和4)
大元帥刀を謹作
1956年
(昭和31)
刀銘を 貴照 に改める
     同
本刀製作
1966年
(昭和41)
二代貞一を襲名
1967年
(昭和42)
30回新作刀名刀展に 名槍 日本号写し を出品 文化庁長官賞/正宗賞を受賞 昭和45年より無鑑査となる
1971年
(昭和46)
重要無形文化財 「日本刀」 の技術保持者 人間国宝 の認定を受ける
1978年
(昭和53)
全日本刀匠会理事長に就任
1982年
(昭和57)
米国ボストン美術館にて 「人間国宝展」 開催、鍛錬及び刀身彫刻の実技を公開する
1989年
(平成元)
奈良県桜井市名誉市民に認定
1994年
(平成6)
元第65代横綱 貴乃花太刀謹作
1995年
(平成7)
4月1日歿 享年87歳
参考文献 「月山貞一回顧展」 奈良県立美術館

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