干將庵TOP > 取扱品目:日本刀 > 對馬守橘常光



    寛文八年/1668年
  74.4cm/二尺四寸五分五厘   1.7cm/五分六厘
  3.0cm/一寸   0.7cm/二分三厘
  2.0cm/六分七厘   0.4cm/一分三厘
  二ツ      
保存刀剣   大阪府372699号
  白鞘 / 銅地赤銅着一重ハバキ   案内終了












鎬造 庵棟 磨上げ(すりあげ)ながらなお寸長く 反り浅く 元幅に比して先幅狭まり 中鋒となる
小板目肌よく詰み 細かに肌立つ
大房の丁子に互の目をまじえ 重花風の丁子もあり に沸強くつき 指裏中程 地に沸あふれる
掃きかけて中丸に帰り 三ツ頭下まで長く返る
磨上 茎尻切り 鑢目大筋違い 目釘孔二
白鞘/銅地赤銅着一重ハバキ
(財)日本美術刀剣保存協会認定 保存刀剣



■磨上げ(すりあげ)てなお74cm/2尺4寸を越える堂々の姿を見せる 對馬守橘常光 の刀です。 生ぶ(うぶ)の姿は3尺近い長大なもので、江戸開府から60年を過ぎたとはいえ 未だ戦国の気風を感じます。 刃文は石堂(いしどう)らしく 備前風の丁子に互の目を交え、沸がよくつき、乱れに小気味よいリズムが見られます。 地鉄は細かに詰みカネ強く 鍛え割れも見られません。

寛文八年は常光齢43才、心技共に満ち 勢い長尺の刀も一気に鍛え上げたことでしょう。 覇気のある刃文、精緻な地鉄からも常光の充実振りが伺えます。また寛文八年紀は常光最終年紀となります。 剣客の信頼も篤い橘常光 価値ある一振りです。



■橘常光(たちばな つねみつ) 對馬尉 對馬守。生国近江蒲生(滋賀県東近江市)。
日置市之丞。 江戸石堂派。 慶安/承応/明暦/寛文。 新陰流兵法正統第五世 柳生連也斎 のお抱え鍛冶となる。                         〈参考文献/日本刀名鑑〉

■江戸石堂(えど いしどう) 一文字助宗の末葉が備前より近江蒲生郡石塔に移住し、代々石堂と称す。 一門は本国近江をはじめ 紀州・大阪・江戸・福岡 の各地にて鍛刀する。 江戸を主とするものを江戸石堂とよび、常光の他 武蔵大掾是一(むさしだいじょう これかず)・日置光平(へき みつひら)・秦光代(はた みつよ/みつしろ)らがいる。
                                        〈参考文献/日本刀名鑑他〉


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